インディバ大会

日曜日、第6回インディバ大会に参加してきた。


インディバ大会は年に1回行われている、僕らの様な鍼灸、指圧、接骨などの治療院関係者、美容形成や皮膚科、内科、歯科などのドクター、エステティシャンがインディバを用いた症例を報告する研究発表会。今年はスペインのインディバ社や、スポーツ医学市場では世界トップのイタリアUnibellの代表の方、台湾、香港、タイ、シンガポールインドネシア、中国など、多くの外国の先生方も出席していた。

毎年毎年、それぞれの分野で、それぞれの立場から、いろんな見解を聞かせてもらって、まだまだ本当にいろんな可能性、創造性のある機械だと感じさせられる・・・(正直な所、難しすぎて意味わかんないのも多い。英語だけじゃなく、スペイン語やらタイ語やら出てくれば、同時通訳が入っているとはいえ、かなり厳しい・・っつうか英語も無理だけど+++)




今回、僕には一番身近な話題で’様々な外傷に対するインディバCRet Systemと通常療法の比較検討’という 鍼灸接骨院の先生からの発表があった。
 

通常、捻挫や肉離れなどの急性外傷には、RICE処置が施されるの基本である。
Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)


早い段階でインディバの温熱療法を加療する事で、早期回復に有効だと言う。足関節捻挫、肉離れ、肩鎖関節不全脱臼の3つの症例について報告があった。いずれの症状にもインディバは有効だった。


・足関節捻挫
通常療法(低周波、超音波・・)5週間ほどかかる、軽度の捻挫は5週間→3週間、中度6週間→3週間、重度8週間→6週間で回復。

・肉離れ
通常、4〜7週間かかる、ランニングの開始が2週間で、8〜12週間かかる競技復帰までが3週間で・・・・

・肩鎖関節不全脱臼
通常3週間かかる痛みの消失まで2週間、8週間はかかる違和感も6週間ではほぼなくなった。


残念ながら、質疑応答の時間が無く、どのタイミングで温熱療法を始めたのかというのが、やや疑問・・急性期というよりは、外傷の後遺症などで麻痺が出たり、硬縮が出てしまった様な症状にはもっと有効な気がする。




ヨーロッパをはじめ世界的には、スポーツの世界でインディバを怪我の早期回復やコンディショニングに使用するというのが、かなり浸透してきている。まだ日本の中では、この様な使い方をしている人達は少ない。(表参道や恵比寿、代官山付近には、痩身や美容目的でインディバを扱うエステティックサロンがどんどん増えてきている。)
治療にインディバを取り入れる様になって、対応できる症状の幅は確実に増えている気がする。だけど、まだまだ使いこなしているとは、とても言えない+++ 創造力を働かしていけば、もっともっと面白くなるぞ(^^)
 

今回仕入れてきたネタは 少しずつ小出しで・・・