寝違え

久しぶりの更新です。


面白いもので、同じ様な症状の患者さんって何故だか重なるものです。先週は妙に寝違えの患者さんが多かったので、今日は寝違えのお話を。。


朝起きてみると、突然、首が痛くてまわせない、動かせない!!


実は僕もよくやってしまうのですが、テレビを見ながら、酒飲んで、ソファーでゴロゴロ〜〜いつの間にやら夢の中〜〜次の朝はもう最悪です!!!
首が痛いと思ったり、違和感がある場合は、眼が覚めたり、無意識に姿勢を変えたりするものです。しかし、すご〜く疲れていたり、睡眠不足が続いていたり、または泥酔状態で寝てしまうと、これらの反応がなくなり、不自然な姿勢をとり続けてしまいます。窮屈なソファー、椅子に座ったまま無理な姿勢で寝てしまった時も要注意ですね。


寝違えとは、首から肩にかけての筋肉や靭帯などに急性の炎症が起きて、痛みや運動制限が生じると考えられていますが、レントゲン検査をしても、首の骨に異常がみつかることはほとんどありません。



では、もし寝違えたら、自分で出来る事は何かという事ですが、風呂でも入ってよ〜く暖まって、痛い所をしっかり揉む。結構やってしまいがちですが、これをやると、比較的軽かったはずの寝違えも動かなくなります。絶対にやめましょう!!



まずは、寝違えに気が付いたらアイシング!!アイシングをすると少し首が動く様になります。出来れば2、3日安静がいいのですが そうは言っていられませんよね。。。首を左右に動かしてみて、動かしやすい方に10回位動かします。その後、動かしにくい方を向くと、動かしやすくなっているハズ。。。前後も同じ様に!!寝る時はうつ伏せになり、これもまた同じ様に動かしやすい方を向いて寝る。これだけでもかなり改善します。テーピングなどで補助してあげると、さらに効果的です。


自分では寝違えだと思っていても、頚椎症・ヘルニアなどの可能性もあるので、2〜3日で、症状が改善しない場合は早めの治療をお勧めします。