脳梗塞

すっかりサボり気味。。久々の更新♪
大相撲の大関栃東が30歳の若さで脳梗塞を原因に現役引退を表明した。ここ最近若くして脳梗塞を発症する人が増えているようだ。


脳の血管が何かの原因で狭窄(狭くなる)、閉塞(つまる)になると、その先にある脳の細胞に血液が充分に行かなくなる。脳細胞は血液に溶けている酸素と糖分で生きているのでこれが足りなくなると脳細胞は死んでしまう。これが脳梗塞だ。死んでしまった脳が手足の動きに関わる場所であれば手足の麻痺が出るし、言語に関わる場所であれば言語障害が出る。


脳血管がつまる原因は大きく2つに分けられる。
血栓症動脈硬化によって徐々に血管の中が狭くなり閉塞するもの。症状は徐々に進行することが多く、一時的に麻痺や言語障害が出て、その後改善する場合(一過性脳虚血発作)もある。
塞栓症:血液の固まりが血管の中を流れて脳血管に流れて閉塞させるもの。 多くは心臓の不整脈により心臓の中で血咳がよどんで、血液の固まり(血栓)ができるとこれが血液の流れに乗って脳血管に運ばれ血管をつめてしまう。いきなり血管がつまるため症状は突然に起こる。また太い脳血管がつまることが多いので症状も重い場合が多い。

巨人軍終身名誉監督長嶋茂雄をおそった脳梗塞がこれだ!!


脳細胞は血液が途絶えてすぐに死に至るわけではなく、一定の脳虚血(血が足りない状態)を経て死に至る。一般的に発症から3〜6時間を経過して死に至ると言われており、それより前に早期診断をして治療に進めば脳細胞を助けることができる可能性がある。


〜4年程前の話になるが、僕の祖父も脳梗塞を発症した。現在90歳になるが、多少の後遺症は残るものの元気で生活している。それまで病気ひとつした事もなく元気だった祖父は、かかりつけの病院などが無く、救急車で運ばれた救急病院は、近所では評判のヤブ医者だった。(後から知った事だが。。)病院のいい加減で不誠実な対応と診断に早々と見切りをつけ、結局、僕が知人のいる違う総合病院に車で搬送する事になった。結果的には、その判断が早く、良かったから命が助かった!!とドクターからも言われた。あのまま、ヤブ医者の言うとおりにしていたら祖父は亡くなっていたかもしれない。。。


よっていかに早く病院に運ぶかが重要となる。とりあえず様子をみるではなく、
・手足の脱力(麻痺):箸を落とす、足がもつれる
・半身(手足)がしびれる
・言葉が出てこない、つじつまの合わないことを言う
・ものが二重に見える
・口がもつれる(酔っぱらいのような話し方になる)
・めまいがしてふらつく などの症状が見えたら、すぐに救急車を!!
祖父の様にならない様に日頃から、信頼のおけるかかりつけの病院をつくっておくことも重要なのかもれない。


高血圧、糖尿病、高脂血症、心臓疾患、ストレス、喫煙、大量飲酒、肥満など。。。脳梗塞の予防はまず生活習慣を正し、治療すべき生活習慣病を早めに治すように努力することがやはり必要だよね。。