不眠症

不眠症とは、普段と比べ、睡眠時間が短くなり、身体や精神に不調が現われることで、睡眠障害ともよばれます。


・寝つきが悪い入眠困難
・夜中に目が覚める途中覚醒
・朝早く目が覚める早朝覚醒
・眠りが浅く寝た気がしない熟睡困難の4タイプにわけられます。


睡眠の必要量には個人差があり、年齢・日中の活動量・体調などによっても大きく変わってきます。基本的には、日中眠気がなく、生活をするのに問題がなければ、睡眠時間は何時間でもいいと思います。(8時間位が理想とは言われますが。。)



睡眠にはリズムがあります。心身共に深く眠っているノンレム睡眠と、身体は眠っているが脳は覚醒状態のレム睡眠を、1セット約90分で、一晩に数回繰り返しています。

中でも特に眠りが深いのが、寝入りばなのノンレム睡眠時。成長ホルモンが1日のうちで最も多く分泌され、心身の成長・修復、疲れの回復などが活発に行われます。
つまり、寝つきをよくして最初のノンレム睡眠をしっかりとることが、眠り全体の質を大きく左右します。寝はじめの90分間を熟睡することで、翌朝の満足度が違ってくるという訳です。


不眠症はその発症の原因により症候群性不眠機会性不眠に分けられます。


症候群性不眠とは、心臓疾患や心身症、高血圧、ノイローゼなどの特定の病気が原因で起こる不眠症で、原因となる病気の治療が必要です。


機会性不眠は、精神的緊張や興奮、慣れない環境や条件、騒音、暑さ寒さ、空腹感、カフェインを多く含むコーヒーやお茶の飲み過ぎなどが原因で起こります。改善には、生活習慣をチェックして、原因を取り除くことが大切です。


・就床4時間前のコーヒー、1時間前の喫煙は避け、軽い読書、音楽、ぬるめの入浴、アロマセラピー(ラベンダーには快眠効果)なども有効。
      

・毎朝同じ時刻に起床する。昼寝は15時前の15〜20分に!!


・夜寝る前は明るすぎない照明で、朝目が覚めたら日光を取り入れる。


・正しい呼吸法、規則的な運動習慣を身につけ、自律神経のバランスを図る。


・眠ろうとする意気込みが頭を冴えさせて寝つきを悪くする。
 また、布団の中で横になっていると熟睡感が減るので、眠りが浅いときは、むし  ろ積極的に遅寝・早起き!


睡眠薬代わりの寝酒はやめる!


・規則正しい食生活(牛乳、くるみ、セロリ、レ タス、豚肉、乳製品などは積極的にとるとよい。)


・足の裏の中央土踏まずにある足心
かかとの中央にある失眠のツボは不眠症には効果的なツボと言われています。