腱鞘炎

関節を動かしているのは筋肉ですが、筋肉の両端が骨に固定されるところを腱といいます(一般的にすじと呼ばれます。)この腱は、腱の浮き上がりを抑える腱鞘というトンネルの中を通っていて、この腱と腱鞘の間に起きた炎症を腱鞘炎といいます。特に手には腱鞘が多いため、手の炎症が頻繁に起こります。


手の指が曲がったまま伸びなくなってしまい、無理矢理伸ばすと「ぱきっ」という音と共に弾かれたように伸びることをばね指といいます。


一旦腱鞘炎にかかると、痛くて動かすのが大変です。
つかむ、握る、つまむ、支える。。。日常生活の中で手を使わないという事はありえないでしょう。酷使しすぎた結果が腱鞘炎というストライキです。


デスクワークでのキーボードを打ち過ぎ、テレビゲーム、携帯メールのやりすぎ。。。。また子供を抱いたり、家事で同じ動作を繰り返して腱鞘炎になる女性も多いです。
ギタリストやピアニストも、なりやすい職業といえます。


予防には、まず使いすぎに注意!!
同じ動作を繰り返さなくてはならない職業の人は、こまめに休憩をはさむ事が大事です。
また手を使った後は、痛いとか 火照ったカンジがしたらすぐアイシング!!
手をピンと伸ばした時に手首と親指の間にできるくぼみ、これが陽谿(ようけい)というツボで、非常に効果的です。風呂あがりなどに自分でマッサージして血行をよくしておくとよいでしょう。


症状やその日の予定に応じてテーピングやサポーターなどで固定する事も有効です。


腱鞘炎になれば、著しく生活が制限される事と思います。普段から腱鞘炎予防を意識した生活を送ることも大切になるかと思います。。。