肉離れ

運動中に電気が流れ、プチッという筋肉が切れたような音がした!!!!


走行中や運動中に急激に筋肉が収縮した結果、ハムストリングス(太ももの裏側)、大腿四頭筋(太ももの表側)、ふくらはぎの組織が断裂したり、筋膜が破れてしまった場合に起こる痛みや腫れなどの障害のことを肉離れといいます。


重症例では受傷筋に凹みを感じることができ、強い痛み、皮下出血があります。受傷筋を収縮させたり、他動的に伸張させると痛みが増します。



原因は打撲などの直接的な外傷(ケガ)によるものではなく、強力な筋収縮(縮むこと)です。


左右の足の筋力や伸ばす筋肉・縮む筋肉のバランスが取れていない場合、ウォーミングアップ不足で筋肉の柔軟性がない状態で無理な負荷がかかった場合などに起こりやすいといえます。つまり、自分が耐えられる力を超えた負荷がかかると、筋肉は破壊されるというわけです。



肉離れを起こした場合は、RICEを基本とした応急処置法が有効です。

Rest安静 Ice冷却 Compression圧迫 Elevation挙上

 
怪我した直後は無理に患部を動かしたりせず、炎症を抑えるため、アイシングが重要です。鬱血(うっけつ)を防ぐため、寝た状態では患部を心臓より高い位置に挙げておく方が良いでしょう。軽い場合はしばらくすると激しい痛みは落ち着いてきます。回復は、基本的に筋肉組織の自己治癒力にかかっているので、スムーズに組織の再生が行えるように安静にすることが必要です。


通常スポーツ再開まで数週間、重症では数ヶ月間かかる場合もありますが、当院では損傷した筋繊維の回復を促すためになるべく早い段階で温熱療法を行い、ストレッチングや筋力強化のリハビリに移行しています。EMSを使用する事で回復期間の短縮が認められています。

 
一番良いのは肉離れを起こさないことです!!十分なストレッチ運動を行った後に筋肉に無理な負荷がかからない程度の運動を心がけるのが肉離れを未然に防ぐ最善の方法ですよね。