足底筋膜炎
足底筋膜とは足の踵から土踏まず、そして足の指にかけて伸びている繊維性の膜のことを言います。 筋肉を覆って保護する働きがあり衝撃吸収をしています。
この部分の炎症は ランニングやジャンプ、急激なストップアンドゴーによる使いすぎで起こる事が多いです。
また、すり減った靴、アーチサポートが合っていない、底が硬すぎる靴などを使用すると、足底筋膜が引っ張られ、炎症を起こしやすくなります。特にハイヒールなど踵が高い靴を履いている女性は日頃から足底に過度な力がかかっているため、 このような障害にかかりやすいと言えます。
痛みは徐々に踵に出てきます。
朝起きて立ち上がると痛みが出る。昼間は少し楽になるが、体重をかけて運動すると再び痛みが増すのが特徴です。また炎症が長く続くと筋膜が踵の骨に停止しているので、骨棘が大きくなり痛む箇所に結節を感じることもあります。
足底筋膜炎には、第一に安静です。痛みが現れてすぐ、そして使った後はアイシング!!
また、怪我をしてから24〜48時間は体重をかけることを制限するべきです。その後も無理に負荷はかけないように。。。痛みがなくなるまで、スポーツは控えるのが理想ですが、制限出来ない人は、運動後のアイシングをきっちりすることです。
ふくらはぎ、アキレス腱、足底筋膜のストレッチも充分にしましょう!!
床面を素足で歩かない工夫も大事かもしれません。
ある程度炎症が引いてきたら、うまく使えていない筋肉を見極め、テーピング・インソールなどで歩行(重心の移動)時の足の負担を減らし、正しい筋肉の使い方ができる様に誘導し、リハビリしていく事が有効だと思います。