捻挫・脱臼

moanaleo2006-11-11

前回お話した肉離れは、筋肉の外傷でしたが、捻挫とは骨と骨をつなぐ靭帯の損傷、関節を包む関節包の外傷の事をいいます。


靭帯には、関節が動ける範囲を越えて曲がりすぎたり、伸ばされすぎたりしないよう安定させる大事な役割があります。


足首の外側(外くるぶし周辺)の関節には、靭帯が3本あります。
この靭帯は、足部が前に行き過ぎたり、内側に曲がりすぎたりしない役割を果たしてしていますが、足の裏の外側から着地して無理に体重がかかったりすると、靭帯が支えきれず、伸びたり切れたりします。

これが、足首の捻挫です。


このような怪我は、関節がある場所ならどこでも起こりうる可能性があります。ぎっくり腰ムチウチ突き指なども捻挫です。


症状としては、患部に痛みや腫脹、熱感等の炎症を引き起こします。


また、同じ関節で起こる症状として脱臼があります。捻挫と同じく、関節の傷害により関節包が破れたり、靭帯の損傷を引き起こし、プラスそれら関節をつなぐ骨の位置関係が崩された状態をいいます。


捻挫の場合、症状を軽くみて治療に時間を掛けない事が多く、また日常生活に支障がなければ、治療が中途半端で終わってしまう事があります。

早い段階で適切な処置をしないとくせになり何度も繰りかえし、放置すると運動障害変形性関節症に繋がる事もあります。


骨折靭帯断裂を伴っている事もありますので、素人判断はせず、軽い捻挫だと思っても、病院の判断を得たほうが良いでしょう!!