ベーチェット病

EXILEのメンバー MATSUさんが自らが難病とされるベーチェット病である事を告白しました。MATSUさんと直接の面識はないのですが、以前勤務していた接骨院にはメンバーの方たちがよく来ていたので、EXILEには勝手に親近感を持っています。僕の事を覚えているはずもないんですけどね。。。


本人のコメント
「こういった難病を背負い、闘っていくとは思っていなかったのですが、今は全てを受け入れ、これから先の人生を全力で生きていく。今回病気の事をお話させて頂いたのは、同じでなくても、病気と闘っている人に勇気や希望を持って頑張って欲しいという願いからです。
EXILEが自分の生きる道。メンバーに支えられて、これからも頑張りたい!!」





ベーチェット病とは、口腔粘膜のアフタ性潰瘍外陰部潰瘍皮膚症状眼症状の4つの症状を主症状とし、繰り返し炎症を起こす慢性再発性の全身性炎症性疾患です。


口腔内アフタとは、口の中の粘膜にできる痛みを伴う潰瘍(口内炎)のことです。


外陰部潰瘍は口の中と同じような痛みを伴い、男性では陰のう・陰茎・亀頭に、女性では大小陰唇・膣粘膜に有痛性の潰瘍がみられます。


皮膚症状とは、主に足にできる結節性紅斑とよばれる痛みを伴う赤い皮下結節血管に沿って赤く腫れて痛みも伴う血栓性静脈炎、いわゆるニキビのような毛膿炎様皮疹がその症状です。また、血液検査などを行った時に針をさしたところが化膿して腫れたり、かみそりまけをしやすいといった、皮膚が刺激に弱いという症状もみられます。


眼症状は眼の中のぶどう膜というところに炎症がおこるため、ぶどう膜炎と呼ばれています。症状は程度によって色々ですが、多くの場合突然の視力低下、眼の痛みを自覚します。ひどい場合一ヵ月に一回、このような炎症が起こり、眼の発作と呼ばれています。最悪の場合は失明にいたることもあります。


副症状には、関節炎、副睾丸炎、さらには腸の潰瘍、血管炎、神経症状などの病気が起こる場合があります。


この病気の特徴は、症状が現れたり治ったりを繰り返します。若い時から口内炎があり、その後結節性紅斑ができる様になり、眼の具合が悪くなり眼科を受診したところ、ぶどう膜炎と言われたという経過が典型的な例です。


ただ、この症状があるからベーチェット病、あるいは血液検査である値が陽性だからベーチェット病というような決め手になる症状、検査所見がありません。症状が治まっている時は普通の人と全く変わりなく見えるので、この病気を理解されない事も少なくありません。


発病年齢は、男女とも20〜40歳に多く30歳前半がピークです。


精神的・肉体的ストレスを受けた後に症状が悪化する事が多いので、この病気のもう一つの特徴として、疲れやすくストレスに弱いと言われています。また、季節の変わり目に体調を崩す人が多く、女性の場合 生理前後及びその期間中に症状が起こりやすいとも言われています。


つまり現在の所、決定的な治療方法、治療薬がない難病です。ストレスが多いに影響する病気ですので、指圧やインディバなどの治療に効果を期待できるかもしれません。




MATSUさんの元気で踊る姿を見て、ファンの人達も、病気で闘っている人達もたくさんの勇気をもらえると思います。本当に頑張って欲しいです!!