猫舌

3歳の長女にご飯を食べさせる時、以前は必ず ふぅふぅ してからじゃないと駄目だったのに、いつの間にか、そんなの自分で出来る!!って。嬉しいやらなんだか寂しいやら。。。。


ところで、よく猫舌っていうけど、そもそも猫舌ってなんだろう??
猫舌の定義ってあるのか???


  どうやら医学的にも生理学にもないようだ。


本来、口の中は温度に鈍感らしい。温度を感じる温点は、体の皮膚の表面には1平方センチあたり1〜4個。しかし口腔内には1平方センチに1つあるかないかという。80度のお風呂はさすがに入れないけど、80度のコーヒーは飲めるというわけ。
猫舌でない人でも100度を越す(例えば鍋)の様な食べ物は、息を吹きかけたり、唾液と混ぜ合わせててさましているはず。人が火傷せずに飲み込めるのはせいぜい60度くらいまでだそうだ。


猫舌は感覚器官の障害や病気ではなく、好き嫌いに近い感覚らしい。外国人が刺身や納豆が苦手な様に、食べた事の無いものには警戒芯が働き、避けようとする。これを新奇恐怖と言い、食事の好き嫌いに大きな影響を与えている。ただ繰り返し食べていると慣れて、いつの間にか好物になっていたりする事も。。。

熱さもこれと同じで、親が猫舌で熱いものを食べさせないと、子供は猫舌になるケースが多い。猫舌でも慣れる事はできるらしいが、熱いものを慢性的に食べると体には負担もかかるし、無理に猫舌を治す必要はないんじゃないかと。。。。甘みは熱を加えると増すらしい。同じ量の砂糖を入れても、アイスコーヒーよりホットコーヒーの方が甘く感じる。火を使う事を知った人間は、よりおいしくものを食べようと加熱をする様になったんだって。


では 猫は本当に熱いものが駄目なのか??
人間以外の動物が熱を加えて食べる事は無い!!猫に限らず犬も猿も熱いものは駄目らしい。      


犬舌でも猿舌でもいいって事だね。