身体に障害のある人と関わるということ

証券取引法違反に問われたライブドア前社長の堀江貴文被告に対する実刑判決がでましたが、裁判長が判決を言い渡す時に、障害を持つ子のお母さんの手紙を紹介したそうですね。。。


障害のある人と関わるってどんな事だろうか?
僕は母の仕事の影響もあり、たぶん普通の人よりは、障害のある人を身近に感じる事が出来る環境で育ったと思う。もう何年も前の事になるが、母がもの凄く落ち込んで、漏らしていた言葉を、僕は忘れられない。
‘先生は親身になって、娘の事を考えてくれているし、本当に感謝している。でも先生がこの子と関わるのは、この何年かでしょ。私たち親はこの子と一生付き合っていかなくてはならないの!!この子が死ぬまで。。。’ 
障害のある人と関わっていく事、言葉では何とでも言えるが、簡単に出来る事ではないのだろう。



〜彼女はダウン症の小学校4年生。彼女を取り巻く環境はいたって普通。もちろん全ての事が自分一人で出来るわけではないけど、出来ない事は家族や友達が普通に補ってくれる。だからといって周りに手伝ってやってるんだ!!なんて偉そうな意識は全くない。健常者と何も変わらない。彼女がいる事で優しい気持ちになれる。彼女からもらったものがたくさんある。心から彼女を愛している。
全ての人が同じ様に理解しあえるわけではないし、障害のある人が普通の学校に通うのは簡単な事ではない。差別や偏見があるのも事実。残念だが、今の世の中、障害のある人と関わる機会がある人の方が珍しい。でもそんな彼女と一緒に過ごした時間が、周りの子供たちには、本当に大切な宝物になる事は間違いない。。



僕らにいったい何ができるのか?
電車の中で障害のある子を目で追ってしまった。何かを叫んでいたけれど、うるさいとか邪魔だとか思ったわけではない。でもやはり特別な目で見てしまう自分に気がついた。少しは理解がある方だ!なんて思っていたけど、そんな事はなかった。。障害のある人が普通に人間として、人間らしく生活していける社会。行政がクリアしていかなくてはならない問題は山ほどあるけれど、その前に僕らの意識が少しでも変わっていかないと。。。。