認知症

85歳になる祖母に認知症の傾向が少し出始めたようだ。


認知症というのは、いくつかの病気の総称である。老人の場合は大きく分けて2つ。
アルツハイマー脳血管性痴呆。いずれの場合も長い間、治療薬はないと言われてきたけど、近年アルツハイマー病には、症状の改善や進行を遅らせる新薬アリセプトが開発された。


アルツハイマー病の症状は、さっき食べた物を、食べた事自体を思い出せないという記憶力の低下。自分の住所や名前、今が何月何日なのかも分からないという思考能力の低下。子供に帰った様な行動や言動、または失禁など。。。。肉体的には問題ない場合が多いので、徘徊が起こる事もある。脳血管性痴呆は脳梗塞が原因になると考えられている。体の自由が利かなくなり、寝たきりになるケースも多いので、徘徊が起こる事はあまりない。


アルツハイマー病は、脳の神経細胞が減少する事によって起こるが、原因はまだ分かっていない。つまり確実な予防法は無い。しかしアリセプトを服用する事で症状を抑える事も、進行を遅らせる事も出来る事が確認されている。治療を受ける事は価値のある事なのは間違いなさそうだ。。。


認知症がもたらす、介護にあたる家族の負担は、いろいろな所で紹介されているし、実際問題として事件が起きていたりもする。その数も決して少なくはない。今は、祖父母宅の隣に両親が住んでいる。この先どの様になっていくのか。。。。
僕に何が出来るのかなんてわからないけど、これからも今まで通り2週間に1回くらいは指圧をしがてら、おじいちゃん、おばあちゃんに会いに行くつもり。。。