学校は今・・・・

近年、全国的に柔道整復師を養成する専門学校や大学が年々増加してきている。


平成11年までは、柔道整復師の養成学校は、全国に14校程しかなかったが、福岡の専門学校が新設校として厚生労働省に申請したのをかわきりに、現在は全国に60校以上もの柔道整復師になる為の学校が乱立している。
同じ様に指圧師や鍼灸師になる為の学校も増えている。


今まで全く関係のない事業を展開してきた専門学校や大学の新規参入も目立つ。(そりゃあ3年間で400万位はかかる授業料を確保できるのは学校としては儲かるだろうさ・・・)
生徒の方も独立開業権があり、不安な高齢化社会、それから長引く大不況の中でも比較的食いっぱぐれのない接骨院や治療院の先生は魅力のある仕事なのかもしれない。(どぅ考えてもお金持ちにはなれそうにないけど、仕事が無くなる事はないと思うんだよね・・・)







地方の病院が閉鎖されたり、医者の過酷な勤務体制が問題視されたりしている。特に産科医や小児科医は不足していると言われている。(娘が産まれた時、思ったけど本当に産科医の先生は大変だと思う。24時間体制だし、元気に産まれてきて当たり前だと思ってるからね ママやパパは・・・・)
医者にしか認められていない事を、僕ら医療従事者と呼ばれる人たちが、少しでも請負させてもらえれば医者の負担も軽くはなるのかもしれない。整形外科で診きれないものは、接骨院や治療院で。産科医にしか認められていない事を助産婦や看護師が少しでも出来れば・・・


医療費の問題がとりだたされる中、予防医学・予防美容という観点からも、マッサージや指圧、針やお灸などが普及される事は凄くいい事だとは思う。財源など、クリアしなければならない問題も多いので、今すぐというのは無理かもしれないが、これからせまる高齢化社会にむけて、肩こりや腰痛などの現代病にも保険が適応される日が来れば・・・・




接骨院鍼灸院、治療院、カイロプラクティック・・・
いっぱいありすぎて、患者さんの側から見れば、その違いは本当に分かりにくい。インターネットの普及で情報量は以前とは比べものにならない所まではきているかもしれないが、実際行ってみないと良いか悪いかは正直分からない。壊されたとか痛くなってしまったなどの事故が多いのも事実である。たくさん治療院が増えて、患者さんの選択肢が増えたり、賑やかになる事は凄くいい事だと思う。ただし、どっかである程度はブレーキをかけておかないと・・・誰でも簡単に取れる様な資格であっては困る。その事が業界自体のクオリティーを下げる事に繋がってほしくはないから。


医者不足・・・実はこれ、研修医制度などによって都市部の大病院に集中しているだけで、実際問題、医者が足りないという事ではない様だ。
僕らの様な医療従事者も医者も学校作って人を増やせばいいというものではないはずだ。